
「土地境界立会いについてのお願い」という書類が届いたなんて経験がある方いらっしゃると思います。
お隣の土地所有者から、測量の依頼を受けた業者から届けられたものです。●月●日午前10時に境界立会いを行うから参加してほしいという趣旨のものになります。
では境界立会がなぜ必要なのか
簡単に言いますと以下のようなときに必要になります
①所有地を売るために、正確な面積を確定する必要があるとき
②相続などで土地を分割するため、分筆登記を申請するとき
③ブロック塀などを正しく設置するため、境界を明確にする必要があるとき
④境界標が損壊してしまったため、正しい位置に境界標を復元するとき
「境界立会い」の依頼を受ける側からすれば、自分に関係ないことに何で参加せねばならないんだ、と思う方もいると思います。
しかしながら、受ける側も、いつ土地所有者として「境界立会い」が必要になるかわかりません。前述したように依頼する側の土地所有者からすれば、「境界立会い」は非常に重要なものとなります。
なので、この機会に境界について知識を持っておこう、お隣さんのために協力してみよう、という心持ちで対応して頂ければと幸いです。
実際に起きていることとして、隣地の方と何かしらトラブルがあったり、先代等過去に問題があったなどで代々「境界立会い」が難航している現場も数多あります。
さて、実際に「境界立会い」に参加してみると要する時間はスムーズに進めばおおむね10~15分程度でしょうか。
弊社としましては、不動産売買の際に、境界が確定していない、越境がある、境界杭が無いなどの場合には決済までには確定測量を実施することをオススメしております。
境界不確定のままの売買では、後のトラブルにもなりかねません。
売主様にはご理解いただいたうえで実施をしております。
佐鳥