
といっても答えられる方は殆どいらっしゃらないかと思います。また気にする必要も日常はないことです。
ただ、中古の家を買おうとする時には重要な事になってきます。
水道管とは住宅の前面道路などの下などに本管(おおもとの水道管)が通っています。そこから自宅敷地へ分岐して、宅地内の水道メーターに引き込まれます。この自宅までの引込みに使われる給水管の大きさを示したものが「口径(口径サイズ)」です。口径は給水管の内寸(内径)によって決まり、13mm、20mm、25mmなどがあります。
口径は大きくなればなるほど、一度に流せる水の量が多くなります。13mmと20mmでは2倍以上の水量の違いがあり、20mmのほうがより多くの水を同時に使うことができます。
ここで気を付けたいポイントが数十年前(昭和~平成初期建築)以前は13mmの給水管が主流でした。昭和中期の頃には自宅にお風呂がある家のほうが少なかったということもあるのかもしれませんね。
これから新設する場合や中古戸建を購入した場合には20mm以上に変更をお願いしている自治体も多く、一般家庭用の給水管は20mmが主流になっています。
ちなみに20mmが一般家庭、25mmは2世帯住宅程度、というのが一つの目安です。
中古購入した建物が13mmの口径だから20mmに増径しなければならないということは往々にあるわけです。
その際のデメリットは、
①
基本料金が上がる
②
交換工事の費用が発生する
③
水道利用加入金が発生する
増径することで発生するデメリットはいずれもコストに関するものです。自治体によって違いがありますが、13mmから20mmへの増径でも水道の基本料金が上がることがあります。さらに工事費用が発生しますので、まとまったお金が必要になります。
口径によって水道利用加入金に違いがある場合は、その差額を払う必要があります。
概ねになりますがおよそ7~10万程度が工事費とは別に負担になります。
また、以前に建物が建っていて解体して更地で売り出されている場合も、この口径によっては販売価格にプラスして買主様が負担する費用になりますので注意が必要です。
上水道だけでなく、排水が下水なのか浄化槽なのか、ガスはプロパンか都市ガスなのか。
それはまた後日書かせていただきます。
佐鳥