2022年09月21日

物件の囲い込みってよく聞くけど何のこと?

不動産業界には物件の囲い込みが横行しています。

これがホントに良く出来てきて、私自身不動産業を始めるまで裏の仕組みは分かりませんでした。

実際に不動産業を開業してみていかに不動産屋が儲けようとしているのか、いかにお客様に隠して利益を独り占めしようとしているのか日々目の当たりにしています。

 

例えば、お客様がA不動産屋さんに自宅の売却をお願いしたとします。これをA不動産屋は何としても両手契約(※下記参照)をするために物件情報を公には隠し、購入したいお客の付いているB不動産屋が問い合わせの電話をしても「今、すでに検討している人がいます。だからご紹介できません」と何ヵ月も言い続けて断り続けます。

 

そうしている間に自社で買主様を見つけようと躍起になります。売主様には公に自由に募集しているように見せかけて実際には物件情報を隠したり、他の不動産屋には広告をさせてくれません(これがほとんです)。売主様の利益ではなく、自社の利益を優先します。

 

※簡単に言うと1,000万円の物件を依頼され売却が決まれば、まず売主から約40万(税込み)をいただき利益になります。

しかし、ここで買主もA不動産屋が見つけてくればさらに買主からも約40万(税込み)が貰えてしまうのです。

単純に売り上げが倍になるわけです。とにかくこの両手取引に必死になっています。

 

こうした行為がもう横行というよりも不動産業界の慣例です。

ドラマにもなった【正直不動産】という漫画がちょっと前に流行りましたが、そこでも描かれましたね。

 

もし皆様が依頼している不動産屋が物件の囲い込みをしているかも。。。。と不安があるようでしたら、是非一度ご相談ください!

私はこの業界に何のしがらみも忖度もありません。

どんどんお客様目線でこの業界の真実と疑問を書いていきたいです。

ホントにおかしい、閉鎖された業界です。小さくても問題提起は続ていきたいと思います。

 

佐鳥

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